相樂隆正教授が、日本ポーラログラフ学会から、Shikata International Medal Award (志方国際メダル)を受賞しました

 工学研究科 物質科学部門の相樂 隆正 教授が、第69回ポーラログラフィーおよび電気分析化学討論会で、日本ポーラログラフ学会からShikata International Medal Award (章記とメダル)を授与されました。

 この賞は、実験の独立変数に対して従属変数を自動的にプロットする世界初の計測機器を1920年代に開発した志方益三先生の功績を記念してその名を冠したメダルであり、電気化学分析法などの電気化学関連領域において顕著な業績を上げ、世界的に高く評価されている国内外の研究者に授与される国際的な賞です。同教授は、海外著名研究者を含め15人目の受賞者です。

 受賞対象は、同教授が本学で30有余年に亘って推進している「Analytical Electrochemical Studies of Dynamic Processes at Electrode/Solution Interfaces (電極/溶液界面における動的過程の解析的電気化学研究)」であり、分光電気手法開発と電極上分子組織体の動的挙動解析のパイオニアとしての学術的貢献が評価されたものです。

 受賞式は、2023年10月25日に福江文化会館(長崎県五島市)で行われ、引き続き50分の受賞講演が行われました。