博士前期課程の山中朱紋さんが、第60回　化学関連支部合同九州大会において優秀研究発表賞を受賞しました

　長崎大学大学院　工学研究科　物質科学部門　博士前期課程（2年）の山中朱紋さん（機能材料化学研究室）が、第60回　化学関連支部合同九州大会（2023年7月1日、北九州）において、「オイル劣化をリアルタイムで評価可能なダイオード型センサデバイスの開発」というタイトルで、電気化学分野ポスターセッション　優秀研究発表賞を受賞しました。

　山中さんは、オイルが劣化する際に酸性度が上昇する現象に着目し、この酸性度の変化をリアルタイムに計測可能なセンサを開発しました。作製した陽極酸化チタニアと白金を組み合わせたショットキーダイオードをオイルに浸漬すると、オイルの酸性度が大きいほどダイオードのショットキー障壁が低くなり、低抵抗化することを明らかにしました。研究内容およびプレゼン技術が評価されての受賞となりました。