諫早高等学校2年生が化学・物質工学コースの研究室を見学しました。
2022年10月31日に、諫早高等学校2年生理系クラス約80名が化学・物質工学コースの研究室見学に来られました。10研究室でデモ実験や研究紹介を行いました。
各研究室の研究内容
- 結晶物理学研究室
- 熱電変換半導体の構造と物性
- 材料組織物性学研究室
- 自動車用鋼板および航空機用アルミ合金の加工と強度物性
- 機能材料化学研究室
- 暮らしのなかで利用されているガスセンサについて調べてみよう
- 高分子材料学研究室
- 身の回りの高分子
- ナノ材料界面設計学研究室
- セラミックスの新機能探索〜抗菌性セラミックス〜
- 応用物理化学研究室
- イオンの動きを見る ~電池の中で起こっていること~
- 錯体化学研究室
- 4核銅(I)クラスター錯体の合成と発光の観察
- 動的分子化学研究室
- 外部刺激による分子の機能性 ~酸化還元反応で色を着けよう~
- 有機生命化学研究室
- 医薬品や新材料開発にも使えるクロスカップリング反応
- 生体分子化学研究室
- タンパク質の精製と構造解析
研究内容の詳細については各研究室のページをご覧ください。
見学の様子
材料組織物性学研究室

自動車用鋼板,航空機用アルミ合金,送電線用無酸素銅および金管楽器用真鍮(黄銅)の機械的特性(ビッカース硬度,降伏応力および破断伸び)を評価しました。
機能材料化学研究室

ガスセンサの作動原理や材料の評価方法について説明しています。

ガスセンサの応答シグナルが様々なガスで変化する様子を観察しました。
高分子材料学研究室

高分子を使った研究例を紹介するとともに、身の回りの高分子を見て触れて、装置で解析をしてもらっています。
ナノ材料界面設計学研究室

あらゆる固体表面を抗菌化するセラミックスベースのコーティング材とその効能についてデモ実験をしています。
応用物理化学研究室

X線回折装置により結晶構造を解析する様子を見学してもらい、電池開発について紹介しました。
錯体化学研究室

金属錯体の発光について説明しています。

4つの銅(I)イオンと4つのヨウ化物イオン,4つのピリジン誘導体からなるキュバン型錯体を合成し,発光する様子を観察しました。
有機生命化学研究室

実際に薬品を調整してもらい、クロスカップリング反応(2010年ノーベル化学賞)により蛍光物質を合成しています。

紫外線によって発光する様子を観察しています。
生体分子化学研究室

大根おろしに含まれる酵素とオキシドール(過酸化水素)を反応させて瓶のふたを飛ばしています。
タンパク質の構造や機能を研究しています。