在校生の声

化学・物質工学コースで学び、視野を広げる


中居 沙映さん
工学部工学科

 私が化学・物質工学コースを志望した理由は航空機やその他の金属材料に興味があり、将来その分野の研究に携わりたいと漠然と思っていたからです。

 本コースの魅力としては、1・2年生の間に化学、物理、生物などの多くの分野の授業を履修でき、視野が広がる点です。また、日頃の授業での疑問点や研究室についてなど、先生方がとても丁寧に教えて下さります。

 私は実際にこれまでの授業や研究室見学を経て、高校生の時に思い描いていたものとは異なりますが、自分の進みたい分野が明確になってきました。将来は応用化学や電気化学の分野に進み、研究を行えたらと考えています。

 高校生の皆さん、現在はコロナウイルスの影響で思うように勉強ができていない状況かもしれませんが、もしご縁があれば長崎大学の化学・物質工学コースで学んでみませんか?

「夢」をより現実的なものにするために


窄 佑夢さん
工学部工学科

 私が化学・物質工学コースを志望した理由は、今ある金属材料や有機、高分子材料を組み合わせることにより新たな材料を作り出し、それらを活用して世の中をもっと便利にしたいと思ったからです。

 本コースでは、主に理科・数学に関する講義を基礎から応用まで幅広く学ぶことができます。1・2年次では必修科目として、それぞれの分野に関する基礎を学ぶことが多いです。3年次以降は、自分が基礎を学んで興味を持った分野を選び、その分野に関する知識・理解をさらに深めることができます。また、実験では各々の講義で学んだ内容を扱うので、講義内容の理解が深まるようになっています。

 私はこれまでの講義・実験・研究室の方々との交流を経て、入学当初は漠然としていたイメージが少しずつ現実的なものとなってきました。未知の材料を作り出すことは決して簡単なことではなく、これからも困難な道が待っていることは言うまでもありません。しかし私は本コースで、自分を正しく導いてくれるであろう先生方や、ともに研鑽し協力し合える友人を持つことができたので、自分の夢をかなえることができると強く思っています。

 皆さんも本コースで、信頼できる先生方や新たな仲間とともに化学に関する深い知識を学んでみませんか?

化学・物質工学コースで夢をかなえるために


大山 望夢さん
工学部工学科

 私が化学物質工学コースを志望した理由は、「地球環境に優しいリサイクル方法の開発を通して、資源循環型社会の形成に貢献したい」、「長崎という国際色豊かな地で学びを深めたい」という思いからでした。その強い思いをAO入試で伝えることで、大学に入学することが出来ました。

 化物コースは、幅広い分野の授業を基礎から勉強します。高校時代に覚えた公式の証明や、化学結合の原理等を学ぶことで、暗記だけに頼らない論理的な思考を身に着けることができます。また、周りには多様な国からの留学生がおり、交流を深めたり、技術英語を履修したりすることで、将来海外で活躍するための礎を築くことが出来ます。

 正直難しい授業も多く、工業高校出身の私は、大学の講義についていくのに物凄く苦労しましたが、大学側が高校時代に学ばなかった授業を少人数クラスで開講してくださったり、いつでも質問受け付けてくださったりする先生方の手厚いサポートのおかげで、全ての単位をとることが出来ています。現在は3年生でどの研究室に行くかは決まっていませんが、将来は大学で学んだことを生かして、日本だけでなく海外で活躍できるグローバルな研究者になりたいと考えています。

 高校生の皆さん。こうなりたい!という強いがあれば、必ず夢は近づきます。ぜひ自分らしく頑張ってください。

化学・物質工学コースで描く未来像


濵川 晴妃さん
工学部工学科

 私が化物コースを志望した理由は、高校生の頃に遺伝子組み換えの研究をしてみたいと思ったからです。長大化物コースのパンフレットやホームページを見ると、タンパク質の遺伝子組み換えについて書かれてあり、ここで学びたいと強く思い、AOⅡ(現在の「学校推薦型選抜Ⅱ」)の入試を受けました。

 化物コースの魅力は、応用化学から材料物性まで幅広い分野を学べることです。1年生から3年生までの間に様々な分野を学ぶことで、自分が一番学びたい、研究したい分野は何かをじっくり考え、4年生で研究室を選択することができます。私は明確な理由があって化物コースを受験しましたが、まだ進路に悩んでいて目標がはっきりしていない人もいると思います。そんな不安がある人でも、化物コースで学んでいくうちに、きっと興味の沸く分野が見つかると思います。また、私は将来、社会で役立つ研究をしたいと考えています。今はまだ漠然とした夢ですが、化物コースでの実験や研究を通して、具体的なものにしていきたいと考えています。

 化学や物理、生物に興味のある高校生の皆さん、まだ自分のやりたいことや目標が漠然としていて進路に悩んでいる高校生の皆さん、化物コースで自分の将来の道を探してみませんか?

社会に役立つ知見を広げ、実践力を身につける


宮川 真依さん
大学院工学研究科

 私が所属する化学・物質工学コースの魅力は「化学」を掘り下げて学ぶことができる点です。高校までの化学は大きく有機・無機化学という分類だと思うのですが、大学ではもっと細分化され、生化学や高分子化学、材料工学などを一から詳しく学ぶことができます。学部2、3年次には先輩方ご指導のもと、多様なテーマの学生実験に取り組み、実践的な知識を身につけます。4年次には卒研生として各研究室に配属され、自分が興味を持った内容に焦点を絞り、実験および研究を行います。このように4年間を通して、基礎的な化学分野から専門的な知識まで身につけることが可能です。

 私は、さらにこの知識を磨きたい!という想いから大学院に進学をしました。少子高齢化が進む現代において、再生医療への新規アプローチは重要であると考え、所属するナノ材料界面設計学研究室にて、薬物送達システムに応用するためのバイオセラミックスに関する研究を行っています。大学の講義の内容は研究に強く結びついているものが多く、日々の研究や学ぶことが楽しいです。

 今までに少しでも「化学っておもしろいな」と感じたことのある高校生の皆さん。是非、本コースにてより深い「化学」を学んでみませんか?

「化学」で夢を探し、未来を創造する


隈 成輝さん
大学院工学研究科

 本コースの特色は応用化学と材料化学の両方の分野を1~3年生の間に学ぶことが出来ることです。学部生では有機・無機化学をはじめ、生化学から金属組織学まで幅広い分野の専門的な知識を学ぶことが出来ます。さらに授業で学んだ知識や理論を用いた実験に取り組むことで自分の知見が広がり、より一層化学に関する興味関心が高まる魅力的なコースだと思っています。

 その中でも、私はスマートフォンや電気自動車などに用いられているリチウムイオン二次電池に関する研究に取り組みたいという想いから現在の所属でもある応用物理化学研究室を選択しました。特に電気自動車へ応用するために電池の高容量化を目標に研究に取り組んでいますが、研究では学部生の頃に学習した無機化学や電気化学などの知識が大変役立っています。

 研究ではうまくいかないこともありますが化学反応の結果を予測し、考察しながら実験に取り組むことが出来ているので充実した日々を過ごすことが出来ています。また、自分の研究が未来の社会や人々の暮らしに役立つことを夢見て日々の実験に着手しています。

 現在、漠然と化学に興味がある人でどのような道に進みたいか考えている人はぜひ本コースで自分の夢を探し、より良い未来を共に創造していきませんか?